企業分析 製薬企業

参謀侍が見た製薬会社の動向と将来性 “エーザイ株式会社”

投稿日:2020年4月18日 更新日:

皆さんこんにちは!読み解くシリーズ第5弾はヒューマン・ヘルスケアカンパニー「元気出していきましょう」でお馴染みの製薬会社、エーザイ株式会社です。

私もチョ○○BBでお世話になってます。あれ効くんだよな~(個人の感想です)

では早速いきましょう!

 エーザイ株式会社基本情報

売上収益 6,956億円 

営業利益 1,255億円 

当期利益 1,225億円

従業員数 10,712人(連結) 2,942人(単体)

平均年齢 45.2歳 平均年収 1,099万円

エーザイってどんな製薬会社?

現内藤社長の祖父が創業し、スタートしました。1988年に現社長が就任し、30年に渡って舵を取っています。

従来から神経・消火器領域を強みとしており、中期経営計画2025では神経・がん領域を戦略的重要領域に位置付けています。

事業エリアは日本・北米・中国・欧州・アジアに展開。60%超の売上を海外で稼いでいます。

特徴はなに?

世界で初めての認知症治療薬を開発したパイオニアであり、日本を代表する製薬会社です。それまではなす術のなかった認知症治療で、進行を遅らせることが可能となりました。世界の主要国で高齢化を迎える中社会問題ともなっていたこともあり、グローバルで大きな売上を上げてきました。ピーク時には3228億円に上ります。

現在も同領域で9本以上の開発を進めています。革新的薬剤が誕生することが期待されます。

また近年では認知症の早期発見を支援するアプリをオーストラリア企業と開発し、提供を開始しました。

参謀侍の目

2010年以降に主力製品の特許切れが発生し2000億円超の減収に見舞われた。一時期エーザイは終わったとの声も聞こえてきたほどに厳しい状況下にあった。認知症治療薬依存度が極めて高く、その穴を埋める化合物が現れなかったためだ。

長年の低迷期には組織再編を行うなど、テコ入れを行い、ようやく2017年度以降に復調の兆しをみせている。そのけん引役は抗がん剤である。2018年度には1000億円を超えた。免疫チェックポイント阻害剤との併用も可能となり、さらなる大型製品化が期待できる。

企業文化としてはプロパー主義を貫いていたが、ここ数年では外からの血を入れ始めた。長きに渡る伝統と新たな風の融合によるシナジーを発揮できるか。

認知症治療開発では多くの企業が苦戦をしている。その中でも同社の執念はあらゆる面で推し量ることができる。その一つが早期発見ツールのアプリ開発だ。今や患者、家族にも認知症≒エーザイが連想されているのではないだろうか。患者との接点が持ちにくい特殊な業界ではあるが、それほどの影響力を発揮しているといえよう。

エーザイそのものといえるこの領域で、日本発のフロントランナーとして新たな治療を世界に届けて欲しい。将来をどのように切り開いていくのか、今後の動向も期待したい。

参謀侍の紹介

通信企業でIT営業に携わる。その後ヘルスケア業界にキャリアチェンジしMRを10年間経験。メンバーの育成やプロジェクトの運営などを行う。経営知識を生かしヘルスケア企業の分析や将来の動向を独自路線で読み解く。

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