MRの資産運用

#4 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「なぜ株を買うのか?」編〜其の2

みなさんこんにちは!

お金の探究者 ロリー・マシロイです。

前回までで、『お金持ちになるためには、資産を買う必要があり、資産の中でもまずは株を買うことから始めよう』と話しました。#3 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「なぜ株を買うのか?」編〜其の1

ただ株と一言で言ってもいろいろあるので、株だったらなんでもいいというわけではありません。どんな株をどう買ったらいいのかもとても重要です。そこで今回は『どんな株を買ったらいいのか?』を話したいと思います。

結論

『毎日仕事があるMRは伝統的なインデックスファンドを買うべき』

この結論に至るまでを、順を追って解説していこうと思います。

まず、『インデックスファンド』とは、株式指数に連動した投資成績を目指す投資信託全般のことを指します。株式指数とは日経平均やNYダウに代表される複数の株をなんらかの枠組みでまとめた指標であり、全体として株が上がったのか下がったのかを判別するための数字です。

日経平均であれば東証一部に上場する225社の株価を元に算出された数字です(単純な平均値ではない)。ただ、225社の株価から構成される指数のため、実際にその225社の株を日経平均と同じ割合で保有すれば指数と同じリターンを得ることができるわけです。

このようにして、指数と同じ投資結果を得ようとする投資信託をインデックスファンドと言います。

インデックスファンドVSアクティブファンド

逆に、株式指数を上回るリターンを目指して、投資のプロが独自に株の売買をする投資信託を『アクティブファンド』と言います。今だったらアフターコロナの世界で伸びる企業に投資するアクティブファンドといった感じでしょうか?普通に考えて、市場の平均を追いかけるだけのインデックスファンドよりもアクティブファンドの方が儲けると思いますよね?

出典:「SPIVA®U.S.Scorecard」(2016)

ところが、過去の実績を見ると真逆の結果が出ています。上の表は、S&P500というアメリカの優良企業500社の株価指数と米国アクティブファンドの運用成績を比較した結果です。このように、アクティブファンドはインデックスファンドにほとんど勝つことができていません。その結果、現在ではアクティブファンドの人気は低迷しインデックスファンドが主流になっています。

伝統的であること

もう一つのポイントは『伝統的』であることです。これも重要なポイントです。実は、株式指数は無数にあり、中には環境株式指数とかバイオテクノロジー株指数とか、投資目的を絞った指数もあります。特にインデックスファンドブームが起きている現在、指数に連動しているだけで、実際はアクティブファンドと変わらないようなものもあり、注意が必要なのです。

では、伝統的なインデックスファンドとはどのようなものを指すのでしょうか?とはいっても何も難しく考える必要はありません。日経平均やS&P500と言った、大きな株式市場の指数や、MSCIコクサイのような先進国全体に連動する指数を『伝統的な指数』と言います。ただ、このような昔からあって市場規模の大きい株式指数を選べば良いのです。

まとめ

  1. 投資のプロが個別株を売買するよりも、インデックスファンドの方が良い結果を出します。
  2. 毎日仕事のあるMRが個別株の売買をしてもプロ以上に結果を出すことは難しいと思います。

私は、以上のことから『毎日仕事があるMRは伝統的なインデックスファンドを買う』ことを推奨しているのです。

今日までの結論

『毎月の手取り収入の10%で伝統的なインデックスファンドを買い続けよう』

次回は、いよいよ具体的なインデックスファンドを紹介したいと思います。

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ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

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