MRの資産運用

金持ちMRになれる製薬企業はどこ?年収ランキングから考えるMRの資産運用

みなさんこんにちは!

お金の探究者ロリー・マシロイです。

このブログでは金持ちMRさん貧乏MRさん特集以降、金持ちMRへの道を示してきました。今回はもっとも金持ちMRに近い製薬企業はどこなのかを探求してみたいと思います。一般的に高年収と言われるMRですが、製薬企業によってかなり差があるのも事実です。当然収入が多ければ金持ちMRへの道も近くなりますから、とても重要なテーマです。

大手製薬会社年収ランキング

という事で、東証1部上場の大手製薬会社年収トップ10を作成しました。2020年3月期の有価証券報告書に記載されている年収をもとにランキング形式に並べてみました。

東証1部上場製薬企業年収ランキング

第1位は『第一三共』!!!高年収のイメージが強い第一三共が1位というのは業界関係者の皆さんも納得感があるのではないでしょうか?続いて武田薬品工業、アステラス製薬、エーザイと、いかにもな製薬企業が並んでいます。大塚HDは大塚製薬ではなく大塚HDの平均年収ですから参考値ですが、中外製薬まで1,000万円以上の企業が続いています。

中外製薬はMRが転職したい人気企業に永らく君臨している割に年収が低いというイメージでしたが、有価証券報告書記載の平均年収ではTOPグループに入っていました。あくまでもMRの年収ではなく製薬企業全体の平均年収という点も考慮は必要かもしれません。とはいえ、MRが他の職種よりも年収が低いという可能性は低いため、MRの年収の参考として信頼度は高いと考えられます。

それにしても、第一三共の1,126万円は圧巻です。あくまでも平均で1,126万円です。という事は上にも下にも幅があるわけです。いつも隣にいる第一三共MRさんの年収がいくらなのかとっても気になっちゃいますよね!

MRの平均年収は?

ここで、第一三共の年収がいかに凄いのかを比較してみたいと思います。まず、日本人の平均年収を見てみましょう。令和2年9月に発表された国税庁の民間給与実態調査によると令和元年度の日本人の平均年収は436万円という事がわかっています。ちなみに平成30年度の日本人の平均年収は441万円でしたので、なんと下がっているのです・・・やっぱりコロナ不況の前から不況は始まっていたのですね・・・

次に、MR全体の平均年収を見てみましょう。MRの平均年収は平均年収.JPというサイトで調査結果が報告されており、その額684万円とのことです。では比較してみましょう。

  • 第一三共 :平均年収1,126万円
  • MR全体 :平均年収684万円
  • 日本人平均:平均年収436万円

まさに桁が違う第一三共MRです。なんと平均的な日本人の2.5倍の年収を稼いでいます。平均的なMRと比較しても1.65倍の年収です。確かに第一三共MRはものすごく働いているイメージなので、これだけの価値があるのかもしれませんね。

第一三共MRにおすすめの資産運用

年収が1,126万円もあれば資産運用もとても捗ります。余計なお世話ですが(本当に)、仮に私が第一三共MRで年収1,126万円だった場合の資産運用方法を考えてみたいと思います。

実は、第一三共の凄いところは年収だけではありません。借上社宅に住めば8割会社が負担してくれるそうです。つまり、第一三共で働けば居住費の負担は大幅に軽減され、マイホームを買う経済合理性は全くなくなるのです。これはファイナンシャルプランを立てる上で非常に重要なポイントです。さらに、日当2,500円もつくようで、おおよそ月5万円は非課税の収入がプラスされます。年収だけでなく福利厚生もトップクラスという事です。

とはいえ、年収1,126万円といっても全て手取りというわけにはいきません。子供一人世帯の場合で計算すると、手取り年収は806万円になります。もちろん共働きの第一三共MRも多いと思いますが、今回はシングルエンジンで計算したいと思います(というか共働きだったらとんでもない事になりますね)。仮にボーナス分で200万円の手取りだとすると、月50万円の手取り収入プラス日当5万円、さらに8割の家賃補助で生活する事になります。

仮に都内在住で家賃20万円の3LDKに住んだとしても、月4万円の居住費で済みますから、住居費を支払った後でも51万円も残ることになります。普通に考えて毎月余裕で資産が増えていく事になるのですが、ここが分かれ道です。

『私が第一三共MRだった場合、51万円の30%にあたる15万円を給料天引きで投資信託積立に回します』

え?そんなに?と驚かれる方もいるかもしれませんが、私なら15万円給料天引きで投資信託を買います。何度聞かれようとも15万円投資信託に回します。なぜか?それはどれだけ稼いでもそれ以上に使ってしまったら何も残らないからです。実際お金はいくらあってもたりません。どれだけ稼いでもそれ以上に使ってしまったら貧乏になってしまいます・・・

第一三共MRは月15万円積立の根拠

毎月15万円の根拠を少し補足しておこうと思います。「バビロン大富豪の教え」では手取り収入の10%を貯蓄せよとの事です。15%、20%と貯蓄比率を高めれば高めるほど、資産は増えていくわけですから無理のない範囲で貯蓄率を高めたいと考えます。

MR平均年収684万円の場合の手取り収入は521万円です。ボーナス分で手取り100万円とすると、月の手取りは35万円プラス日当5万円になります。やはり家賃補助などで、家賃を支払ったあと35万円ほど残ると考えられます。

第一三共MRは家賃を払ったあと、15万円積み立てても36万円残ることになります。つまり、計算上は15万円積み立てるのは無理のない範囲と考えられます。ちなみに、日本人の平均の手取り年収は344万円です。ボーナスを含めても月29万円の手取りという事です。

当然ですが、収入が上がった分支出を増やしていては、いつまで経っても金持ちMRにはなれません。かと言って節約ばっかりで貧乏くさいのも辛いと思います。月15万円はちょうど良い基準になるのではないでしょうか。

また、

×たくさん稼いで残ったお金で資産運用する

○最初に貯蓄して残った分で生活する

これが資産運用の極意だと思います。最初に貯蓄分を除いてしまえば、ストレスを感じる事なく蓄財できるでしょう。

そして、さらにボーナス手取り200万円のうち100万円は資産運用に回しますので、年間280万円投資信託を購入する事になります。40歳から資産運用開始したとして60歳になる20年後まで年利7%で運用した場合、1億2千万円の資産を築く事ができます。ちなみに30歳からだったら2億8千万円になります。やる価値はあると思います。

まとめ

第一三共MRは未来が明るいですね〜!しかし、このブログの読者さんにも負けてない年収をもらっている方がいるのではないでしょうか?むしろ、ダブルインカムであれば世帯年収ではもっともらっている家庭もある事でしょう。しかし、いくら稼いでも稼いだ分使っていたら金持ちMRになる日は来ません。たくさん稼ぐという事は、その分貯蓄に回す権利が与えられているという事です。その権利を使うかどうかはみなさん次第というわけです。

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ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

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