MRの資産運用

#8 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「いま投資を始めて大丈夫なのか?」編〜其の2

みなさんこんにちは!

お金の探究者 ロリー・マシロイです。

前回は、『積立投資であれば、コロナショック直前の2月に投資を始めていても資産が増えていた』という事実を紹介しました。

https://triple-helix.jp/how-to-rich-mr-7/

非常に嘘くさいですよね???ということで、今回はなぜそんなことが起きるのかをお話ししたいと思います。

積立投資の別名は『ドルコスト平均法』です。

例えば、「毎月3万円ずつ購入し続けていく」のように一定金額を時間分散して購入していく事で、平均購入単価が抑えられるという考え方です。

みなさんもこういった話を聞いたことがあると思いますが、

実はこの説明…間違ってるんです!!

さて、上のグラフをご覧ください。あなたはたった一年間で20%も上昇する資産①と、いきなり5000円(半額)まで暴落した後、ようやく7000円まで戻した資産②のどちらに投資しますか?

もちろん、資産①を選ぶと思います。では、両方に月3万円ずつ積立投資した場合の結果を見てみましょう。

なんと、オレンジの資産②の方が儲けてしまっています。青の資産①も投資元本に比べて大きく増えているので、悪くはないのですが、このような結果になっています。

明らかにおかしいですが、コレ、本当の事なんです・・・

ここで、ドルコスト平均法の話に戻します。

先ほどのドルコスト平均法の説明の何が間違っているのか?がこの現象の答えです。

『平均購入単価を抑える』ではなく、『下落時に購入口数が増える』が、ドルコスト平均法の核心なのです。

価格だけを見れば、資産①は10,000円から12,000円まで上昇し、資産②は5,000まで下落し、7,000円までしか戻していません。

では、購入口数でみたらどうなるのでしょうか?

オレンジの資産②は、青の資産①の約2倍の口数を保有していることがわかると思います。

総資産=基準価格×総口数

ほとんどの方は、価格しかみません。価格はどうなるか分かりませんし、コントロールもできません、我々が注目すべきは口数の方なのです。そして、口数をコントロールする手法の一つが積立投資(ドルコスト平均法)ということです。

今日の結論

『価格だけでは不十分、価格×購入口数で資産額は決まる』

価格が上がり続けることはもちろん良いことですが、価格は下がっても良いのです。価格が下がれば購入できる口数が増えるからです。まだスッキリしない方が多いと思いますので、次回はもう少し深掘りしてみようと思います。

また、気になることがあれば気軽にコメント欄に質問していただけると嬉しいです。また最近このブログを紹介してくれる人も増えてきました。良いと思っていただけたら、お知り合いやご家族に紹介してくだけると嬉しいです!

次の記事:#9 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「いま投資を始めて大丈夫なのか?」編〜其の3

前の記事:#7 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「いま投資を始めて大丈夫なのか?」編〜其の1

ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

免責事項

本サイトは運営者の個人的な興味・関心や考えに即して作成されています。

記事内容はなるべく事実に即して記載するようにしておりますが、内容については誤り、不正確さがあるもの等などが含まれている可能性がありますのでご留意ください。
記載誤り等に気づかれましたらご一報いただければ幸いです。その場合、当方の責任で記載内容を訂正、削除する等の対応を行う場合があります。

また、個人の主観に基づく評価等も記載する場合がありますが、その内容について当方で責任を持つものではありません。
その他、本サイトで得た情報によって損害を被る場合があっても、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。個々の商品の売買、銘柄の選択等、投資については自己責任でお願いします。