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【2020年6月最新】いま選ぶべきS&P500連動の投資信託・ETFは?投資目的別にスッキリ整理!

みなさんこんにちは!

お金の探求者ロリー・マシロイです。

いざS&P500で積立投資を始めると決意した次は、投資する商品を選ぶことになります。

S&P500に投資すると言っても何十種類もある中から自分に合ったものを選ぶのは大変な作業です。

今回は、投資目的別におすすめの投資信託とETFを紹介していきます。

効率よく資産を増やしたい人はコレ

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。投資信託であっても、ETFであっても、S&P500に連動する以上もっとも重要になるのは低コストである事です。特に、長期間に渡って積立投資をするのであれば、ほぼコストによってのみ運用結果に差がつきます。毎月5万円ずつ20年間積み立てた場合、0.5%違うだけで100万円もの差がついてしまいます…

また、配当金の受け取りにも注意が必要です。配当金を受け取った場合、20%の税金がかかります。効率よく資産を増やすには再投資が必須ですが、80%に減った配当金で再投資するくらいなら、分配金なんて最初から受け取らずに内部的に再投資された方が良いわけです。

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)は実質コスト0.23%(信託報酬0.968%とその他手数料の合算)かつ、配当金はゼロで内部的に再投資されていくため、もっとも効率よく資産を増やすことができます。

配当金を受け取りたい人はコレ

VYM・SPYD・HDVの組み合わせがおすすめです。この3つのETFはS&P500の中からそれぞれの戦略で高配当銘柄を選択して構成されています。この為、S&P500 に完全に連動するETFに比べて配当額が大きくなります。2010年以降の平均利回りは以下のようになっています。

  • VYM:3.25% バランスよく400名柄に分散投資
  • SPYD:4.68% S&P500構成銘柄の高配当利回り上位80銘柄で構成
  • HDV:3.67% 財務が健全で高配当が持続すると思われる75銘柄で構成
  • S&P500:1.85%

S&P500 に比べて高い配当利回りなのがわかります。配当金が多いことはとても嬉しいことですが、S&P500に比べて分散効果が弱いため、リスクも高くなっています。幸いこの3つのETFは投資セクターがばらついているので、VYMだけで持つか、SPYDとHDVも合わせて持つ事で、3%を超える高配当利回りとリスク低減を狙う事をお勧めします。

つみたてNISAにおすすめはコレ

eMAXIS slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。つみたてNISAという事は、20年間の長期積立投資になるという事です。さらに、非課税のメリットを最大化する必要もあります。コレは効率よく資産を増やしたい人と同じ考えで良いということになります。また、eMAXIS slim米国株式(S&P500)はほとんどの証券会社で取り扱っているので利便性も高いです。

iDeCoにおすすめはコレ

コレもeMAXIS slim 米国株式(S&P500)がおすすめです。iDeCoは60歳になるまで引き出せないので、つみたてNISA以上に効率が求められます。ただ、iDeCoの場合は証券会社によってeMAXIS slim 米国株式(S&P500)を取り扱っていない場合が多々あります。

その場合は、ほとんどのiDeCoに組み込まれているニッセイ外国株式インデックスファンドがおすすめです。MSCIコクサイに連動したファンドで日本を除く主要先進国株に投資します。そのため、S&P500の投資信託ではありませんが、内訳は約7割が米国株式です。また、信託報酬も0.1023%に引き下げられ(実質コストは非公開)、eMAXIS slim 米国株式(S&P500)の代替としてとても優秀な投資信託と言えます。

短期的に売買したい人はコレ

IVVをおすすめします。投資信託と違いETFはリアルタイムの価格で売買することができます。そのため、短期的な売買にはETFが適しています。もっと言えば、投資信託は短期的に売買するように設計されていません。また、ETFの中でIVVを推奨する理由はもっとも出来高が多い(流動性が高い)からです。

まとめ

とにかくeMAXIS slim 米国株式(S&P500)が強いですね!もう何も考えずにeMAXIS slim 米国株式(S&P500)でいいのではないかとさえ思います。

実際、妻と私のつみたてNISAと私のiDeCoなどはeMAXIS slim 米国株式(S&P500)を選択しています。妻の企業型確定拠出年金はニッセイ外国株式インデックスファンドです。また、少額ですがSPYDとHDVを組み合わせて配当金を受け取れるようにしています。将来資産が増えた際には、SPYDとHDV、VYMへスイッチして配当金を受け取る計画です。短期的な売買に関しては、私は積立投資のみで短期的に売買することはありません。

以上、数多あるS&P500に連動する投資信託とETFを投資目的別に整理してみました。ただ、インデックス投資を行う上でもっとも重要な事はどの指数を選ぶかです。長期積立投資の指数をS&P500 に決めたのであれば、大きく失敗することはないと思いますよ^_^

ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

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