MRの資産運用

【2021年最新】ジュニアNISAで買うべき投資信託はコレ!大事なお子さんにもっともメリットがある投資信託を買ってあげませんか?

みなさん、こんにちは!

お金の探究者ロリー・マシロイです!

私はジュニアNISAをお勧めしています。【2021年7月最新】ジュニアNISAはまだ間に合う!制度廃止前に使わないのは損!?にて今ジュニアNISAをはじめるべき理由を紹介しました。

今回は、ジュニアNISAの制度を利用して「何」を買えばいいのか???をお話ししたいと思います。年内に始めれば3年で最大240万円投資できますが、来年になれば残り2年で最大160万円だけになってしまいます。この記事がわずかでも後押しになれば嬉しいです。

「え?もちろんeMAXIS slim S&P500でしょ?」と思った方、ありがとうございます。このブログを相当読みこなしていますねw ただ・・・

実はジュニアNISAの場合はそう簡単ではありません!!!

ということで、早速解説していきたいと思います。

楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)を推奨します

楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)とは、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF (略称VT)に投資する投資信託です。

米国ETFは今までも何度か紹介してきましたが、VTはその代表的なETFの一つであり、世界最高の運用会社の一つバンガードが世界中上場企業8000社の株式に分散投資してくれる低コストファンドです。全世界株に投資するのであれば、私はVTを選びます。

しかし、私はVTではなく楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)を推奨しています。なぜVTではなく、VTに投資する投資信託を買うのでしょうか?

それは、

  • 1円単位で買える
  • 何時でも買える
  • 積立設定が容易
  • どちらで購入しても低コスト

だからです。最近になって海外ETF投資の最大のネックであった高い購入コストが少額〜ゼロになったことは大きなメリットですが、実際に米国ETFを購入してみるとまだ色々と不便なところがあります。

まず、購入時は口数で発注する為、欲しい金額分ぴったり買う事ができません。ジュニアNISAは年間上限80万円なので、80万円ぴったり買いたかったり、月2万円ずつ積み立てると言った事ができません。

次に、米国ETFはNY証券取引所が開いている時間に購入する必要があるので、基本的に夜中にリアルタイムで購入する事になります。その時の価格で購入できるのは本来メリットなのですが、長期投資において数日の価格のズレは些末な事なので、いつでも発注できる投資信託の方が良いです。(証券会社によっては米国ETFもいつでも発注できるサービスがあります)

そして、積立設定の容易さです。投資信託であれば積立設定も簡単なので、最初に設定してしまえばジュニアNISAの積立も自動化する事ができます。(現在、SBI証券だけは米国ETFも積立設定できます)

コストに関しても、楽天バンガードファンドは管理費用(信託報酬など)0.212%のみ、VTは経費率(信託報酬)0.08%とVTの方がさらに低いですが、証券会社によっては買い付けコストがかかることや、配当再投資のコスト、配当金の米国での課税などがある為、結果的に差はほとんどなく、どちらにしても超低コストで世界中の株を買う事ができます。

つまり、VTを選ぶメリットはほとんどなく、取り回しの良い楽天バンガードファンドを推奨しているわけです。

eMAXIS Slim S&P500じゃダメなの?

なぜS&P500より全世界株を推奨するのか?ここが今回の最大のポイントになります。通常の長期間にわたる積立投資では、S&P500への積立を推奨しますが、ジュニアNISAの場合は前提条件が大きく変わります。

ジュニアNISAの場合は、3年間積み立てた後、子供が20歳になるまで待ち続け、必要に応じて教育資金として換金するという前提条件で考える事にしました。前提条件が変われば相応しい投資商品も変わる事になります。

重要な前提条件は2つあります

  • 購入できるのは最初の3年だけ
  • 換金する時期が予測できる

まず、当初の3年間だけしか資金を入れたり投資商品を選ぶことができません。私がS&P500を推奨してきたのは、上がったり下がったりするS&P500を積立投資していくからこそ口数が増え、最終的に資産が増えるという考え方です。

例えば、今後10年間米国株だけが値下がりし続けた場合、当初3年間で購入した後は保有し続けることしかできない為、ドルコスト平均法のメリットである安値で購入することができなってしまうのです。

VTは米国株の比率が50%を超えており、S&P500と近い値動きをする可能性が高いです。しかし、世界中の上場企業8000社(全世界の株の時価総額の98%を占める)に分散投資しますので、S&P500 よりも安定した値動きになることが期待できます。

次に、子供の教育資金に使うために換金する場合、投資期間に上限がある点です。仮に18歳で大学入学資金として換金する場合、たまたまその直前にリーマンショックのような大暴落が起き半分まで値下がりしてしまったらどうでしょうか?資金不足に陥ってしまうかもしれませんよね。

この場合もより分散投資されているVTの方が値動きが安定すると考えられる為、より相応しい投資先と考えられます。

ただ、値動きが安定すれば良いのであれば最初から株ではなく債券などに投資すれば良いという事になります。しかし、そもそもジュニアNISAは非課税になる事が最大の強みです。資産を大きく増やす事が出来なければ非課税の恩恵は受けられません。

歴史的に見て、長期間投資する場合もっとも資産が増えるのは株であり、全世界の株に分散できるVTが最も相応しいと考えています。

ジュニアNISAの出口戦略

もう少し、出口戦略について補足しておこうと思います。先ほど、18歳の時点で資金が必要になるにもかかわらず、直前に大暴落してしまうこともあり得ると話しました。例えVTでより分散投資したとてもそんな時は大きく目減りしてしまう事が予想されます。

そこで、必要になる年の2年前には必要な金額分を換金しておくことを推奨します。

歴史的に見て大暴落している期間と元の株価まで戻るまでの期間は、戻るまでの期間の方が何倍も長い事がわかっています。過去の大暴落の後には1,2年でもとに戻ることもあれば、リーマンショックのように株価が戻るまで5年半かかることもあり、確実に何年以上持っていればもとに戻るということは言えません。

そこで、運用期間と大暴落後の戻りの期間のバランスをとり、2年前の換金を推奨します。もし、右肩上がりで推移していたとしても、必要な年の2年前には換金する。すでに大暴落中、もしくは大暴落後の反発局面だった場合は、2年間で元の水準以上に戻る可能性が高いので、必要な時期がくるまで保有するという考え方です。

もし、資金が必要な時になっても株価が低迷したままだった場合は、必要な資金を一気に換金するのではなく、分割して換金する事で暴落のダメージを軽減することも選択肢の一つです。

子供の金融教育として

ところで、ジュニアNISAは誰の資産になるのでしょうか?親から子供へ贈与した資金で株を買っている事になるので、子供の資産になります。つまり、3年間で最大240万円の株を子供に贈与したということです。

そして、あなたのお子さんは、世界中にある8000社の株主になるのです。世界の時価総額98%を占める企業群の株主です。使っているスマホの会社、今飲んでいるジュースの会社、海外旅行に行ってから帰るまでに関わる会社、全ての会社の株主なのです。

あなたが選んだサービスに支払ったお金は、あなたの保有する株価として戻ってきます。なんだかワクワクしてきませんか?

ぜひお子さんと、「240万円がなぜ増えていくのか?」や、「そのお金で自分が高度な教育を受ける事ができる」など、他人ごとではなく自分ごととして会話を楽しんでみてはいかがでしょうか?

まとめ

iDeCo、つみたてNISA、ジュニアNISAなどのお得な制度とネット証券の発達によって、低コストかつ簡単な資産運用が可能になった現在はまさに資産運用天国です。後は、我々がその仕組みを活用するだけです。

資産運用はギャンブルではありません。ギャンブルのように資産運用をすることもできれば、正しく資産運用することもできるというだけです。

ただ、残念ながら資産運用ではすぐに儲けることはできません。時間をかけ、複利の力を借り、資産を膨らませていくのです。そして、iDeCo、つみたてNISA、ジュニアNISAは時間をかけて資産を育てていくための制度であり、これらの制度を活用した時点でギャンブルのような資産運用をすること自体ができません。とてもよく考えられた制度だと思います。

いろんな考え方はありますがお金はあった方が良いと思います。まだの方はiDeCo、つみたてNISA、ジュニアNISAから資産運用を始めてみてはいかがでしょうか^_^

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ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

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