みなさんこんには!
お金の探究社ロリー・マシロイです。
前回はS&P500に投資する為のおすすめ商品を紹介しました。
【2020年6月最新】いま選ぶべきS&P500連動の投資信託・ETFは?投資目的別にスッキリ整理!
今回はそれでもやっぱり株は怖い方や、とにかく損はしたくないけど投資はしたいという方におすすめの外債ファンドを紹介したいと思います。
目次
LQDとは?
LQDとは米国ETFです。正式名称:「iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF」のティッカーシンボル(NY証券取引所などで取引する際に使われる略称)です(エルキューディと読む)。
LQDの特徴とパフォーマンス
- 米国企業2000社の社債に分散投資
- 格付けBBB〜AAAの倒産リスクの低い優良企業に投資
- 経費率はわずか0.14%
- 年5.91%の平均リターン
- 3~4%の配当利回り
このように、債券ファンドでありながら年5%以上の運用益を上げています。チャートが示すように、2,002年に設定されてからの18年間で安定的に2.7倍になっており、LQDは私が最もお勧めしたい外債ETFです。
コロナショックとリーマンショックの時どうなったのか?
債券は株よりもリスクが低いと言われています。なぜリスクが低いかというと、債券には「償還」があるからです。つまり、会社が倒産しなければ債券の償還期限には必ず元本価格に戻るからです。もちろん金利変動、為替変動、景気変動によって債券ファンドの基準価格は変化しますし、元本保証でもありません。ただ、倒産さえしなければいずれ元に戻るという強みがあります。それでは、LQDがリーマンショックとコロナショックの時どんな値動きをしたのかを見てみたいと思います。
上記はLQDの基準価格の推移です。先程のグラフは配当金を含んだトータルリターンの推移ですが、こちらはLQDの基準価格つまり株価の推移です。実際に投資した場合は先程のグラフの収益になるわけですが、保有している最中の値動きはこのように推移するわけです。
リーマンショックの起きた2008年にはLQDも15%ほど下がりましたが、半年ほどで値を戻しました。株の場合は50%値下がりし、戻るまでに5年を要しました。コロナショックはまだ終わったのかどうかもわかりませんが、株と違ってLQDはすぐに元に戻っています。このように債券ETFであるLQDは暴落に対して非常に強いという実績があります。
S&P500投資とセットで持ちたい
これまでお話しした通り、LQDは攻守のバランスの取れた投資方法ですが、残念ながらメリットもあればデメリットもあります。LQDのデメリットは同じ期間保有した場合、株式の方がトータルリターンが高いことです。株式投資の中でも特にS&P500を推奨してきましたが、期待収益ではS&P500などの株式投資に軍配が上がります。
LQDは安定した価格推移を実現しながら、5%以上の収益を狙いたい方への最適解であると同時に、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)などに投資している方が併せて投資する資産として相応しい資産クラスでもあります。これに関してはアセットアロケーションの記事で解説していきたいと思います。
本日の結論
『暴落を避けて、年5%のリターンをあげたい人はLQDで投資を始めてみよう』
投資に絶対はありませんが、格付けがBBB以上の優良企業2000社がすべて倒産するということは、核戦争で世界中がめちゃめちゃになるなど、そもそも我々が生存していることが難しいような事態が起きることを意味します。その時は資産が減ったとか増えたとかは意味がなくなっているでしょうから、そもそも心配する必要は無いと言えるでしょう。
株と違って倒産しない限り元本に戻る債券は、株に比べてリターンが低い反面、リスクも低いという特徴があります。リスクが許容できずなかなか投資を始めることができない方はぜひLQDで一歩目を踏み出していただきたいと思います。
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ロリー・マシロイ
証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。
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