MRの資産運用

#5 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「なぜ株を買うのか?」編〜其の3

みなさんこんにちは!

お金の探究者 ロリー・マシロイです。

前回までで『毎月の手取り収入の10%で伝統的なインデックスファンドを買い続けよう』という話をしました。#4 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「なぜ株を買うのか?」編〜其の2

ここまで読み進めてくれた読者のみなさんには、本気で株式投資を始めてみようと思っている方も多いのではないでしょうか?今回はいよいよ、私が推奨するインデックスファンド(投資信託)を紹介したいと思います。

それは『eMAXIS slim 米国株式(S&P500)』です。

三菱UFJ国際投信が運用するS&P500に連動するインデックスファンドです。現在非常に注目されている人気の投資信託の一つです。私が推奨する理由は主に3つあります。

  1. 伝統的な株式指数に連動する投資信託である
  2. コストが最も低い投資信託である
  3. 信頼できる運用会社である

投資信託を選ぶ際に最も重要な3つのポイントでもあります。一つずつ淡々と解説しますので、お付き合いください^_^

①伝統的な株式指数に連動する投資信託である

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、伝統的な株式指数の代表例として紹介した米国株式指数に連動する投資信託です。世界一の経済大国であるアメリカは株式市場の規模も世界最大です。時価総額で表すと、米国だけで全世界の約55%を占めます。その米国株式市場に上場する優良企業上位500社で構成される指標がS&P500です。AmazonやFacebook、Appleなどの企業が含まれます。私が、世界に数多ある指数の中から一つ選ぶとすれば、S&P500となります。

日本の株式市場は米国に次ぐ規模ですが、それでも8.2%と大きな差があります。また、中国の株式市場の規模が4.2%だと言うことに違和感を覚える方も多いのではないでしょうか?米国が55.8%を占める事は事実であり、圧倒的な存在です。しかし、今後も米国の優位が続くかどうかは誰にもわかりません。すぐに中国に追い抜かれてしまうかもしれません。しかし、新興国の経済が拡大していく際に、AmazonやApple,Googleと言った会社がその恩恵を受ける事は想像に難くないと思うのです。

世界の株式市場時価総額シェア 2020年3月時点

②コストが最も低い投資信託である

10年前は投資信託で資産運用するためには、購入時にかかる手数料3%、年間保有コスト2%が必要だったのですが、今は購入時の手数料0%、年間保有コスト1%以下の投資信託が当たり前になりました。同じ株式指数に投資するのであれば、その中で最もコストが低い投資信託を選ぶべきです。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は購入時0%、年間コスト0.0968%と、ほとんど無料と行ってもいいレベルだと感じています。

しかもeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はライバル投資信託が値下げした場合、それ以下にすることを宣言している頼もしい投資信託です。そして、すでに一度値下げを実行している実績もあるのです。

③信頼できる運用会社である

①の指数にしっかり連動することと、②の低コストを実現するためには、実績と規模のある運用会社である必要があります。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用会社である三菱UFJ国際投信は日本を代表する運用会社の一つであります。

また、投資信託自体の人気も重要な要素です。投資信託は投資家から集めた資金をまとめて投資するわけです。人気のある投資信託は資金が潤沢にあるだけではなく、今後さらに資金が流入してくることになります。資金が増え続ける投資信託の運用は安定し、逆に資金が流出する不人気な投資信託は運用が不安定になることになります。eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は今最も人気のある投資信託に一つです。(もちろん人気があると言う理由だけで選んではダメです)

以上のことから、私は『eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)』を推奨します。ご納得いただけましたでしょうか?ここで一つ注意点があります。それは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)以外にも条件を満たす優良なインデックスファンドはたくさんあると言うことです。

  • どんな指数に連動するのか?(最も重要)
  • コストは十分に低いか?
  • 信頼できる運用会社か?

しかし、この3つを基準に優良なインデックスファンドかどうかを選別していただければ、あなたが気になっているそのインデックスファンドが優良なインデックスファンドかどうかもわかるはずです。

今日までの結論

『毎月の手取り収入の10%で優良なインデックスファンドを買い続けよう』

今回で金持ちMRさんになる方法が一気に具体的になったと思います。ぜひeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月の手取り収入の10%で積み立ててみていただきたいと思います。

しかし、「新型コロナで大変な時期に株なんて買って大丈夫なの?」など、まだまだいろんな疑問が残ると思います。次回からは読者のみなさんが金持ちMRの最初の一歩を踏み出せるよう、ストレスや不安を抱えずに資産運用していく方法を探っていきたいと思います。

次の記事:#7 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「いま投資を始めて大丈夫なのか?」編〜其の1

前の記事:#4 金持ちMRさん 貧乏MRさん 〜資産を買う「なぜ株を買うのか?」編〜其の2

ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

免責事項

本サイトは運営者の個人的な興味・関心や考えに即して作成されています。

記事内容はなるべく事実に即して記載するようにしておりますが、内容については誤り、不正確さがあるもの等などが含まれている可能性がありますのでご留意ください。
記載誤り等に気づかれましたらご一報いただければ幸いです。その場合、当方の責任で記載内容を訂正、削除する等の対応を行う場合があります。

また、個人の主観に基づく評価等も記載する場合がありますが、その内容について当方で責任を持つものではありません。
その他、本サイトで得た情報によって損害を被る場合があっても、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。個々の商品の売買、銘柄の選択等、投資については自己責任でお願いします。