MRの資産運用

【2021年4月22日ステラファーマ新規上場】IPO直後の銘柄でテンバガー(10倍株)を掴む方法とは

みなさんこんにちは!

お金の探求者ロリー・マシロイです。

現在、このブログを参考に積立投資を継続している皆さんは全員儲けていると断言できます。まあ、米国株が史上最高値を更新し続けているので当たり前なのですが(笑)ただ、「全員100%儲けている」というと改めてすごいことだなあと感慨深いものがあります。

しかし、そもそも積立投資とは全員儲けるための投資法なので、投資環境に関わらず至って当たり前のことです。ただ、そんな積立投資にも一つだけ弱点があります。それは、「面白くない」のです。そう、「退屈」なのです。

リスクが低く、長期間続ければ誰でも儲ける投資方法ということは裏返せば、「短期間で10倍になったり紙くずになったり」といったスリルを味わうことができないということでもあります。もちろん、それが積立投資のいいところなんですが…「ドキドキしたり大儲けしたり」もしたいのが人情というものですよね。

そこで、今回は上場間もないIPO銘柄でドキドキする方法を探究していきたいと思います。(あくまでも、メインは積立投資でお願いしますよ!ちょっとドキドキを味わうことが目的なので、なくなっても困らない程度の少額での投資を強くお勧めします!)

テンバガー(10倍株)はIPO直後に果たされる?

投資家向け新聞「インベスターズ・ビジネス・デイリー」の創設者、ウィリアム・オニールをご存知でしょうか?ウォーレン・バフェットに並ぶ著名投資家でもある彼は、上場企業の株価上昇の大部分はIPOしてから数年以内に達成してしまうことが多いと言っています。

つまり、テンバガー(10倍株)を探すのであればIPOして間もない企業に投資するのが良いということを言っているわけです。

IPOと聞くと、証券会社の抽選に当たった人だけが買えると思っている人が多いと思います。確かにIPOする前に購入するのは、難しいですよね。創業者やストックオプションなどで未上場の時から株を持っている関係者と、IPO募集の際に当選した人などしか保有することができません。

しかし、IPOされてしまえば話は別です。その瞬間から誰でも購入することができるようになるのですから!今回のテーマは、自由に誰でも売買できるようになったIPO直後の銘柄を市場で購入して、テンガバーを目指そうということになります。

IPOアノマリーとは?

「未公開企業が新規上場した際の株価は市場が期待する平均値より高くなる」現象をIPOアノマリーといいます。つまり、IPO銘柄は上場した時点で割高になっている傾向があるということです。一攫千金を夢見るIPOなのですから、分からなくはありませんよね…

これの何が問題かというと、今回の我々の戦略である「IPO直後の銘柄を購入してテンガバーを目指す」という方法は、根源的にIPOアノマリーの問題を抱えることになってしまうからです。

本来ならば割安な株を購入するからこそ、将来10倍が達成されるわけです。IPO直後にIPOアノマリーによって割高になっている株を購入しては10倍なんて望むべくもありませんね。

そこで、この投資方法を実行する上で、IPOアノマリー問題を解決する方法は必須になるわけです。

では、どうすれば良いのでしょうか?すでに10倍どころか100倍以上を達成している実在の銘柄たちから学びたいと思います。

答えはすべて決算にあり

すでにApple、Amazon、テスラ、コカコーラ、P&Gなどなど、今となってはそうそうたる企業にもIPO直後の時代はありました。こんな銘柄たちは今から見れば、IPOアノマリーなんて全く関係なかったわけです。実際、上場直後の株価を今から眺めたら、「超割安!」「あの時買っておけばよかった!」しか思い浮かばないことでしょう。

それはなぜかでしょうか?当たり前ですが、IPO直後と現在ではこれらの企業が稼ぐ収益が当時と全く違うからですよね。株価が割高か割安かはその企業のあげた利益から判断されます。こんなに稼げる企業に成長するとわかっていれば、誰も苦労はしません。そこで、我々は企業が開示する決算から投資の可否を判断していくことになるわけです。

IPO直後から現在まで上場している全ての企業は四半期決算を開示し続けています。もちろん、IPOしたばかりの企業も、これからは四半期ごとに決算を公開していくことになります。「誰かがこの株が上がると言っていた」、「TVで取り上げられていた」、「SPA!とかZAi!で特集されてた」…とかは全く関係ありません。

IPO直後の株が上がるのか下がるのかも四半期ごとの決算で判断していくことになりうます。つまり、IPOアノマリーで割高になっている可能性の高い株をいつ買うべきかは決算で判断していくことになります。

IPO直後のステラファーマはテンガバーになるか?

4月22日に上場されたばかりのステラファーマ、公開価格は460円でした。4月22日についた初値は712円と公開価格を54.7%上回り、その後ストップ高で上場初日を終えており、まずまずの上場初日と言えるでしょう。

そのステラファーマがどんな企業なのかはこちらの記事を参考にしてください。

注目製薬ベンチャー企業:ステラファーマ株式会社

「これからもっと稼ぎそうな企業」そんな期待をさせてくれるバイオベンチャーだと思います。しかし、それだけで株を買ってはいけません。そうです、良い決算かどうかで判断していくことになります。

「決算を見ろとか言われても、見方わかんないし…」という声が聞こえてきそうです。ご安心ください簡単なチェック方法を伝授したいと思います。まず、証券口座にログインするとステラファーマの決算情報を見ることができます。

楽天証券であれば、指標や業績などのタブをクリックするとさまざまなデータが出てきます。こんなのみてたら目眩がすると思いますが、頑張ってください。確認すべきは3つだけです。

  • 売上高
  • EPS(一株あたり利益)
  • 業績予想

今は上場直後なので情報が少ないですが、次の四半期決算が発表されると数字が掲載されます。その後は四半期決算が発表されるごとに更新されていくことになります。我々投資家は、決算発表ごとに売上高・EPS・業績予想をチェックし、良い決算だったかを判断。その後保有継続するのか、売るのか、買うのかを決断していきます。

この3つをの判断基準について、少し解説します。基本的には事前予想を上回ったかどうかで判断していくことになります。

①売上高:売上高は事前予想を上回ったのかどうかだけでなく、売上高成長率が重要になります。特に上場間もない企業は売上高成長率が高い傾向にありますので、企業の成長ステージや業種平均などを参考に評価していくことになります。

②EPS(一株あたり利益):この英語3文字系はいっぱいあってめんどくさいですが、EPSだけ覚えておけば大丈夫です。上場している株数は変化するため、一株あたりの利益がどれだけ成長しているかで株価が今後上がるのか下がるのかを予測していくことになるということです。ステラファーマなど上場間もない企業は赤字のケースも多く、ステラファーマも現在はマイナスです。やはり事前予測を上回ったかどうかで判断します。

③業績予想:ガイダンスとも言われます。決算発表の際に、経営者自らが業績予想をするのです。当然重要です。やはり業績予想も事前の業績予想を上回るかで判断します。

つまり、売上高も予想以上、EPSも予想以上、業績予想も予想以上、と3拍子揃った決算が良い決算ということにまります。

ステラファーマの株に投資するかは、上場後最初の決算発表を見て判断することになります。そして、その後も4半期ごとに判断を繰り返していくことになるのです。どうでしょうか?個別株めんどくさいと思ったでしょうか?

しかし、想像してみてください。Appleもコカコーラも良い決算を叩き出し続け、今の株価まで成長しました。上場直後のAppleに投資して、今も保有し続けていたと思ったら…このくらい楽しい作業になるんじゃないでしょうか(^ ^)

まとめ

「積立投資はいつ始めればいいですか?」と聞かれたのなら、答えはもちろん「今日から初めてください!!!」ですよね。なぜならば、「保有期間の長さ」と「ドルコスト平均法」でリスクを減らすことが積立投資の最大のメリットだからです。事実コロナショック前夜に積立投資を始めても何も問題ありませんでしたよね(むしろ得するくらいです)。

では、個別株はどうでしょうか?個別株は積立投資と違い、購入タイミングが非常に重要です。そして、投資した後も常に売買の選択にさらされ続けます。インデックスファンドは複数企業の集合体のため個別企業がどうなったとしても大した影響はありませんが、個別株はそれが全てです。

だからこそ、数年で10倍になったり紙くずになったりするわけです。これは、IPO間もない企業であってもGAFAであっても同じです。

ただ、IPO直後の銘柄は特に値動きが荒いのです。まさにハイリスクハイリターンな投資対象です。株が上がるか下がるかは誰にもわかりません。そもそも良い決算発表だったのに暴落することもザラです(笑)だからこそ、「投資は自己判断で!」特に個別株には気をつけて少額からチャレンジしてみてくださいね!

ロリー・マシロイ

証券会社勤務を経てMRへ転職。MR育成の際にお金の知識を教えることで、売れるMRに成長する事例を体験した。MRは専門知識は高い反面、お金や商品を扱うことがないことと、働く意味とお金の知識は密接に繋がっていることがその理由だと考え、このブログを通して多くのMRにお金の知識を伝えたいと考えている。

免責事項

本サイトは運営者の個人的な興味・関心や考えに即して作成されています。

記事内容はなるべく事実に即して記載するようにしておりますが、内容については誤り、不正確さがあるもの等などが含まれている可能性がありますのでご留意ください。
記載誤り等に気づかれましたらご一報いただければ幸いです。その場合、当方の責任で記載内容を訂正、削除する等の対応を行う場合があります。

また、個人の主観に基づく評価等も記載する場合がありますが、その内容について当方で責任を持つものではありません。
その他、本サイトで得た情報によって損害を被る場合があっても、当方では一切の責任を負いかねますのでご了承ください。個々の商品の売買、銘柄の選択等、投資については自己責任でお願いします。